Vol.1509 接地時間の比較&追加エントリー締め切りました

Vol.1509 17/09/17

こんにちは!
追加エントリー5枠が先ほど埋まりました。追加枠が少なくて申し訳ございません。
次の10月の3連休も練習会を開催しますので、ぜひ一緒によろしくお願いいたします。

今朝は、ハーフマラソンの日本記録更新に感動しましたが、先日は桐生選手の
日本人初の100M、9秒台達成に感動と興奮でした!
大記録を達成すると、関連したニュースが多く出てきますが、私が特に気になった
記事はやはり接地時間やピッチ、足首の硬さに関するものです。

その中のひとつをご紹介します。
記事には、「トップ選手の足が地面に着いてから離れるまでの接地時間は平均0.10秒。
桐生は0.07秒と短い。」とあります。
http://www.tokyo-np.co.jp/article/sports/list/201709/CK2017091002000137.html

これを読むと「そうか!接地時間は短くなる技術を身につけた結果、速くなったのか」
と誤解をされると私は感じました。記事には、桐生選手のピッチの速さにも言及して
います。

接地時間を比較する際には、以下の2点を考慮する必要があります。

・スピードが速いほうが、接地時間は短くなる。
(トップ選手がどの程度のスピードで走ったのか。桐生選手と同じではないと思います。)

・同一スピードでもピッチが速いほうが、接地時間は短くなる。
(トップ選手がどの程度のピッチで走ったのか。桐生選手と同じではないと思います。)

接地時間を比較する場合は、トップ選手と桐生選手に同一スピード、同一ピッチで
走ってもらい、そのときの接地時間を比較することで意味が出てきます。

仮に、桐生選手が100Mを12秒で走り、私も100Mを12秒で走ったとします。
桐生選手にストライド走法で走ってもらい、私はピッチ走法で走ったとします。
そうすると接地時間は、私の方が短くなるでしょう。
ランニング効率(技術)を比較するときの前提条件はとても大切で、記事を読む際には
注意が必要であると改めて思いました。

接地時間を短くすることは簡単です。スピードを上げて、ピッチを速め、腕振りを行わず、
体を反らせ、つま先接地で走ると接地時間を短縮できます。(ただし、ランニング効率は
とても悪くなります。)

ちなみに桐生選手のコーチである土江さんは、接地時間に関する論文も書かれており
ご自身もフォーム改善で記録を伸ばし、アテネオリンピックに出場されております。
土江さんが指導する選手が10秒の壁を突破したことに、私は感動と共に興奮でした。
技術改善というのは地味で地道な作業です。本当にうれしい9秒台でした。

1.今後の練習会

 2017年9月18日(月・祝)駒沢公園25~30km距離走 ※締めきりました
https://moshicom.com/h/90f5bb75922665a3cafbd6bc5ca2810bfc8916e4/

 2017年10月7日(土)※調整中

2.マラソン完走クラブFacebook

https://www.facebook.com/tokyo42195.net/

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足首の硬さについても、どこからが硬い、どこからが柔らかいかがポイントです。
ある角度を超えてしまえば、接地時間は確保できる動きができると考えています。
柔らかさに単純に比例しないところが面白いです。

★☆発行者 マラソン完走クラブ☆★


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