紅葉の秋につられると、ランニング効率が低下する
紅葉は美しく、この季節のレースでは、走りながら景色も楽しみたいところです。
しかしながら、この紅葉、そして、美しい景色により、ランニング効率が低下することがあります。
ランニング効率は、集中力のことを指している訳ではありません。
景色を楽しむことで、上下動が大きくなり、エネルギーロスが発生します。
その理由は、視線が上がるためです。
視線が上がると、顎も上がります。
顎が上がると、体が反ります。
体が反ると、足で地面を後ろまで押せなくなります(接地時間が短くなります)。
足で地面を後ろまで押せなくなると、足の離れが早くなり、上方向へのベクトルが強くなります。
上方向へ力を使ってしまう。そうなると、体は上空に向かって飛ぶことになります。
そして、重力に引っ張られて、体は落下してきます。落下してきた体を受け止めるエネルギーも大きくなります。
景色は美しく、出来ることなら楽しみたいものです。しかし、ランニング効率を下げてしまうかもしれません。
景色を楽しみつつも、ランニング効率を維持する方法。それは「顎を引いたまま、視線だけ上を見ること」です。