「食べるのもトレーニング」と良く言われます
『練習×栄養×休養』のバランスが取れてパフォーマンスが向上するという説明の中で使われますが、今回は違う話です。
マラソンの失敗要因のひとつ、しかも、失敗する方が多いのが「食べ過ぎ」が引き起こす腹痛です。反対に食べる量が少なくて空腹によるエネルギー切れもあります。マラソンを2時間前半で走るトップ選手であれば、レース中の補給ほとんど必要ありません。ほぼ水のみで好タイムで走り切る選手もいますが、私たちにとっては、レース中やレース直前の補給が重要になってきます。
対策としては、2つあります。「毎レースの直前(前日夜と当日朝)の食事の量を揃えること」と「どこまで食べても腹痛にならずに走ることができるか知ること」です。
<食事の量を揃える>
前日の夜がポイントで、この食事次第で朝の空腹具合が変化します。それ故に、前日の夜も量をおおよそ決めておくと良いです。そうすることで、当日朝の空腹具合が毎レースほぼ同じになり、レースに良い状態で臨みやすくなります。
<どこまで食べても腹痛にならないか>
マラソン完走クラブの練習会で実施している「給水給食ラン」の目的のひとつです。レース中にどのような種類の食べ物をどの程度食べても走ることができるかを走りながら確認します。走っている最中に食べて問題がなければ、スタートのまさに直前(10分前など)に食べても問題なく走ることができると考えます。
私もレース10分前に小さな大福を食べることがあります。トレーニングで問題が無いので心配することなく食べています。
トレーニングの成果を発揮するためにも、是非ともお腹の強さを確認して頂きたいです!