スピードトレーニングをせずに、サブ4を達成することの大変さ
マラソン4時間切りを目標に掲げるランナーの大半は、スピードトレーニングを実施していないというデータがあります。
マラソンを3時間30~59分で走るランナーになると、スピードトレーニングの実施率が上がります。
3時間00~29分となると更に実施率は上がり、3時間を切るランナーでスピードスピードトレーニングを実施していないランナーは少数になります。
□ スピードトレーニングは、速いランナーが行うものなのか
上記のようなデータの受け取り方には、2通りあります。
「やっぱりスピードトレーニングは、速いランナーがやるものなんだ。まだ私には早い。サブ4をしてから、スピードトレーニングに取り組もう」
「そうか、スピードトレーニングをやることで、ひとつ上の走力が身に付くんだ。サブ4を達成するために、今からスピードトレーニングに取り組もう」
□ スピードトレーニングは、走力アップの近道
スピードトレーニングを行わずに、サブ4を達成することは可能です。しかし、それは身体能力が元々高かったり、他のトレーニングを粘り強く地道に行う強さがあるなど、全員には当てはまりません。
スピードトレーニングを行わないという制約、困難さを敢えて自らに課す必要はありません。
スタミナトレーニングのみではなく、スピードトレーニングもバランス良く織り混ぜることが、サブ4への最短距離であり、近道です。
□ スピードトレーニングの内容を考える
闇雲にスピードトレーニングを行っても効率が悪いです。
「折角、近道を通っているにも関わらず、なかなか近道を駆け抜けることができない」ということにならないように、スピードトレーニングの内容を考えます。
「折角、近道を通っているにも関わらず、なかなか近道を駆け抜けることができない」ということにならないように、スピードトレーニングの内容を考えます。
・強度を変化させる
毎回全力で走る必要はありません。
短いダッシュを気持ち良く数本といった低強度、気持ちを入れて一生懸命だけど少し余裕を残した中強度、そして、競い合いしっかり出し切る挑戦的な高強度を織り混ぜます。
毎回全力で走る必要はありません。
短いダッシュを気持ち良く数本といった低強度、気持ちを入れて一生懸命だけど少し余裕を残した中強度、そして、競い合いしっかり出し切る挑戦的な高強度を織り混ぜます。
・「同一内容のトレーニング」と「二度と行わないようなトレーニング」を織り混ぜる
「同一内容のトレーニング」
例えば400mを8本を1~2ヶ月に1回行うことで、スピードトレーニングに加えて、自分の力の把握ができます。また慣れた距離と本数で力を出し切り、良い追い込みができるメリットがあります。
例えば400mを8本を1~2ヶ月に1回行うことで、スピードトレーニングに加えて、自分の力の把握ができます。また慣れた距離と本数で力を出し切り、良い追い込みができるメリットがあります。
「二度と行わないようなトレーニング」
例えば、600m+800m+200m×3+1000mのようなトレーニングです。1000mの時に、適度に体力が残っている、でも残しすぎないように、自分の力を感じながら走ることが、本番のレースに生きてきます。
例えば、600m+800m+200m×3+1000mのようなトレーニングです。1000mの時に、適度に体力が残っている、でも残しすぎないように、自分の力を感じながら走ることが、本番のレースに生きてきます。
良い組み合わせ、内容のスピードトレーニングを実施していただき、効率的に目標を達成していただきたいと思います。
強度の高いスピードトレーニングをやりたくなりましたら、練習会にお越しください!
いつでもお待ちしております。