故障と付き合いながら挑んだ「別府大分毎日マラソン」

結果は、2時間35分56秒でした!

新型コロナウイルス感染症の拡大の影響で、直前で大会規模が縮小され、クラブの仲間もスタッフも出場することができなくなりました。私は参加資格の期間延長(過去4年まで拡大)の影響で何とか出場することができました。

ただ、2021年10月に右のふくらはぎの肉離れを起こし、2021年11月の世田谷246ハーフマラソンの13km付近で再発。そこから2か月間は、ジョギングしかできない状態でした。

今回の別府大分毎日マラソンでは、レース中に様々な判断をしながら、無事にゴールをすることができたことが何より嬉しいです。2時間30分を切ることはできませんでしたが、長期故障でジョギングしかできない状態でも、ここまでまとめることが出来たことは良い学びになりました。

□ 筋力不足が露呈した5km

とにかく最初の5kmがきつかったです。17分24秒と向かい風の中で、設定よりも10秒ほど速い展開です。ただ、2つの理由で、ここに乗ることにしました。

1つは、後ろに2時間30分の集団が無かったこと、もう1つは、別府は5~10kmで集団のペースが落ちる傾向にあることです。

早々に筋力不足による不安な感覚が足に出てきましたが、次の5kmが17分48秒と予想通りに落ちてきたので何とか乗り切りました。給水は、今回は少なめでギリギリの勝負(終盤に体を軽くする)にしようと思っていましたので、10km過ぎに初給水を取ることにしました。

□ 追い風でペースが上がった10~20km

遅れを取り戻すかのように集団が活性化してきます。明らかにペースが上がり、15kmまでの5kmが17分13秒まで上がります。この先も全くペースが衰える感じはなく、集団の後方で離れるタイミングの判断に迷いながら進みます。

同じく迷っている知り合いのランナーと話をしながら、18km辺りから徐々に離れ始めます。集団の力を借りずとも追い風は走ることができます。

ただ、一気に落とさずにリラックスして、ピッチを再び意識してダメージを軽減させます。この5kmは17分14秒。中間地点は、1時間13分33秒と速すぎます。

東京パラリンピック 銅メダリストの堀越選手と共にレースを進める

□ ガクっと落ちた27km

20~25kmを17分31秒でカバーし、まだまだスタミナは大丈夫そうです。エネルギーゼリーも入れ、必要量の水分も摂取しています。呼吸も余裕で話をすることも十分にできます。足りないのは筋力です。ついに27kmで切れてきた感じです。

努力感は同じまま、ストライドが狭まり、若干ピッチも落ちてきます。腕は振れるので、姿勢を整えて、上半身からの推進力の比率を上げます。25~30kmは18分48秒。

□ 向かい風との戦い

30~35kmは、きつい中でただ淡々と。そして、35kmからが今年はきつい。強風なだけではなく、風が冷たい。ただ、このために、畳んでおいたビニールアームカバーを出して装着して少しでも暖かさを得ます。1km4分を超えるようになり、計算すると気持ちを入れて、粘れば、2時間35分台に届きそう。1kmごとにタイムを見ながら、とにかくプッシュしていきます。競技場に入っても油断はできず、最後にスパートをして、押し込むことができました。

■ジョグで脚を作ることの大切さ
不安と期待のレースでしたが、皆さんとのトレーニングのおかげで、しっかりと走り切ることができました。年末年始は6日間連続での練習会もありました。毎日20~30kmをみなさんと走りました。年末年始の前後の週末も、キロ6.00~7.00/kmで走りこみました。

■大会12日前から僅かながらに刺激をいれる

大会12日前(1/25)からいよいよペースアップです。ペースを上げることができるような感覚となり、恐る恐る500Mだけペースアップ。久しぶりのスピード感が嬉しかったと同時にぎこちなさを感じました。

翌日(1/26)も大きな疲労が出ないように気を付けながら、マラソンのレースペースの刺激入れ、フォームの思い出しです。上げすぎない、故障を再発させないことも頭に入れて実施です。

大会10日前(1/27)は、4km走。レースペースで2km走る、ピッチもレースに合わせていきます。7分間に渡り、細かいピッチで押し続ける中で、感覚が少しだけ思い出された気がします。

ここからは回復です。練習会でじっくりと長時間走り、少しだけウインドスプリントを入れて、筋力維持に努めます。

2月に入り、大会5日前(2/1)。500Mをレースよりも少し速いペースで押して行きます。とはいえ、トラック競技と比較したら、まだまだスピードが上げられません。ただ、本番までにそこまで上げる必要もなく、疲労を残さないことに注力します。

大会4日前(2/2)は最後のポイントトレーニングの位置づけです。300Mで少し大きな動きを作ります。大きな動きを作るためには、いつも以上に腕振りも行う必要が出てくるのですが、それによって上半身がほぐれました。

翌日はゆっくりとジョギングをして、大会2日前(2/4)は500Mのビルドアップです。この500Mは体への刺激ではなく、レースで使うNIKEのアルファフライの感覚チェックです。ビルドアップにすることで、シューズにグッと乗っていく感覚を4回確認できます。

<1月>

 25日:500M(1.57)

 26日:400M×4(1.30-1.26-1.28-1.22) 計6km

 27日:4km(3.50-3.45-3.35-3.30) 計8km

 28日:--- :off

 29日:--- :計25km ※練習会

 30日:ウインドスプリント×6本 :計25km ※練習会

 31日:--- 計8km


<2月>

 01日:500M(1.38) 計12km

 02日:300M×5本(0.56-0.52-0.53-0.53-0.52)計8km

 03日:--- 計10km

 04日:500M(1.47)100M毎に24秒-23秒-21秒-20秒-19秒計4km

 05日:--- 計5km

このようなトレーニングで、しっかり走り切ることができたことは良かったです。これからも皆さんと一緒に頑張ります!


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